2012年2月25日
堀場雅夫著
「仕事ができる人 できない人」(三笠書房)
2000年10月25日初版発行
堀場製作所会長の単行本である。この人の著作を何冊か読んだが、読みやすい文体で、簡単に読めてしまう。そのくせ、内容はいろいろと示唆に富んでいる。
2000年10月25日、第1刷発行で、2001年3月には、第30刷までいっているので、随分売れた本だろう。
仕事ができる人とできない人の違いを解説している。
◆結論を出すのが早い人
継続することに危惧を感じたなら迷わず見切ること。会社も社員も伸びる。
◆一度決めたことは最後までやろうとする人
あきらめの早い人=ダメ社員
◆自分の欠点を直そうとする人
これは欠点を直そうとする人が、仕事ができる人ではないという意味で言っている。欠点を直すことに努力をしていては、時間の無駄で、欠点(短所)は、放っておけ、というわけである。欠点は必ず克服しなければならないー―これは世間の常識ではあるが、短所と長所は両立するもの。だから直す必要はない。
◆可能性が低いことに挑戦すること
「やるか、やらないか」。ビジネスにおける決断は、基本的にこの二者択一である。可能性が低いことは、やらないほうがいいのか???
リスクを避けて成功はありえない。成功の可能性が低くても挑戦するー―こういう人が仕事ができる人になる。
◆敵が少ない人
敵が少なくて、いい人は伸びない。それだけである。
◆本をよく読む人
本屋に行ったら、手ぶらで帰ってくるな。本屋に行って、どの本を買うべきかわからない人は、ビジネスのセンサーが鈍っている。このような人は、仕事ができない。
これらは、一部を抜粋しただけだけど、他にも役立つ教えがたくさん書かれている。
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