2014年11月7日
ここのいちご大福を一度食べると、他のいちご大福は物足りなさを感じてしまう。それくらい旨い!
創業して50年、「松福堂正一」だ。名物は、もちろんいちご大福。といっても、そんじょそこらのいちご大福ではない。ナント、平成10年に第23回全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞している。
「いちごの大きさ、歯ごたえ、ジューシーな甘みなど、吟味してます。季節によっていちごも変えてます。わりと“ほのか”(佐賀県)を使用しています。小豆の炊き具合で微妙に変わってくるので、あんこにもこだわってますよ」と、2代目社長の松本正一さん。

味わってみると、粒がしっかり残った甘いあんに、ちょっぴり酸味のきいたいちごが絶妙なバランスだ。柔らかな餅がまた極めて薄く、これはまさに職人技だろう。餅の部分が薄いほうが美味しい。
粒あんだけでなく、白あん、クリーム入りもある。さすが、唸るほどの美味しさ。一個230円。さらに、『ぬれ大福』は夏季限定で3種類。ゼリーの中にそれぞれ粒あん、白あん、こしあんが入っている。めちゃ旨くて、広島博で芸術名誉総裁賞に輝いている。
テレビにもたびたび出演し、“となりの人間国宝さん”のステッカーなども店内に貼られている。気さくなご主人と明るい女性スタッフも魅力だ。

- お菓子司「有限会社 松福堂正一」
- 大阪市旭区赤川2-5-17
- 06(6929)5608
- 営業=9時~18時
- 定休日=不定休