「薪焼き肉バル Crackle」 今話題の「薪焼き肉」の新店が大阪に登場

2017年6月2日

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「薪焼き」なる肉料理を初めて食した。薪(まき)を使った調理方法だが、初めて苺大福を食べた時のような、初めて長方形のみたらし団子を食べた時のような、初めてアイスの天ぷらを食べた時のような、新鮮な感覚を味わった。塊肉や旬の魚、季節の野菜などを薪で焼き上げ、旨みをギュッと閉じ込めた逸品だ。東京でブームになりつつあるようだが、大阪ではまだそれほど広まっていない。
足を運んだのは、そんな珍しい「薪焼き肉バルCrackle(クラックル)」。今年の3月30日にオープンした。店舗は大阪キタの阪急東通商店街の1階2階。店内はカウンター席とテーブル席で全76席。カウンターの真上など薪を大量に積み上げたウッディな内装で、店内から独特の空気とほのかな薪の香りが匂い立つ。

経営するのは、大阪を中心に105店舗(大阪96、東京9=3月現在)を展開する「HASSIN(ハッシン)」(本社:大阪市浪速区)だ。串かつ専門店・和風居酒屋・イタリアンなど業態の違う飲食店を数多く手掛けていることで知られる。
スタッフは「薪焼きは炭焼きとはまた違います。薪には水分が含まれているので、風味よく仕上がります」と言っている。
薪焼きは遠火で焼く炭火と違って近火。しかも、いわば最も原始的な肉の調理法とも言える。水分が含まれているが、火自体はかなり燃え上がり、肉などの食材を高熱でさっと炙るような形になる。
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さて今回、食したのは、薪焼きの「牛ランプ」(880円)、同じく薪焼きのバーベキュー気分が味わえる洋風の串焼き「ブロシェット3種盛り 」(1480円)など。他にも、何品か、美味しい料理を味わった。串刺しの3本はハラミ、ラム、イベリコ豚の食べ比べ。マスタードとハーブのお塩でいただく。値段もお手ごろなので、懐具合を気にすることなく、注文できるのではないか。

調べてみると、薪焼きはイタリアのトスカーナ地方などでは昔ながらの手法で、スペインのバスク地方にもあるようだし、肉類を薪で焼いて食べても何ら不思議ではない。炭焼きか、薪焼きか。意見の分かれるところだが、こういう仕掛けがメディアや口コミで広がりブームになって行くのかも知れない。

店舗情報
「薪焼き肉バル クラックル」
〒530-0018
大阪府大阪市北区小松原町1-16
050-3464-1542
営業時間11:00~24:00
(L.O.23:30)
年中無休

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