はすね最中/かどま銘菓「マツヤ製菓」

2016年2月3日

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門真市の「かどま銘菓」――それが「はすね最中」だ。といっても、ただの最中ではない。
「マツヤ製菓株式会社」の専務の森田昌孝さんは、こう話す。
「門真市には蓮根畑があり、それをモチーフにした和菓子が『はすね最中』です。随分と試行錯誤があったと聞いてます。添加物は一切入っていません。日持ちはしませんが、味には自信があります」
その日の朝に作って販売し、作り置きはしない。「最中は湿気に弱いんです。季節によってあんこの炊き方も変わってくる。だから必要な分だけ作っています」(同)。一個130円。日持ちは4日。原材料は砂糖、小豆、もち米、水飴、還元水飴、寒天。蓮根の形の最中種に大粒の北海道十勝の小豆を丹念に炊き上げた自家製粒あんを挟んでいる。

出来立ては皮がパリパリで、7~8時間でしっとりとしてくる。味わってみると、なるほど大粒のあんが実に旨く、くつろぎのひとときを楽しめる。また、パッケージにもこだわっていて、蓮根を採る時に稲押し(いなおし)と呼ばれる船を使うそうだが、その船を形どったものだ。これは大阪産名品に認定された門真銘菓で、他に『かわち娘』(乳菓まんじゅう)『むこさき』(生菓子)も認定商品に選ばれた。

同店にはそんな和菓子が60種類以上もあり、大正12年創業以来、大阪府民の味として親しまれている。
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  • 店名/かどま銘菓「マツヤ製菓株式会社」
  • 住所/大阪府門真市末広町29-18
  • 電話/06-6908-3359
  • 営業時間/9:30~19:30

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