粒あん入りカステラ生菓子/告季菓匠「本松葉屋」(ほんまつばや)

2016年2月3日

honmatsuya02創業して85年以上の歴史を持つ「本松葉屋」は、高級和菓子でファンを魅了している。
「創作で考え出した商品が多いです。季節によって、7~8割の商品が変わります」と、三代目社長の松下雄一さん。残り2割ほどが年中食べられる銘菓だ。

中でも、『くらだし』は初代店主から受け継いだ代表的な生菓子で、「岡山の備中大納言『紅娘』を使っています。これは大粒の小豆で、ぐっと旨味を増して収穫される貴重なものです」(松下社長)と言い、これを極上の小倉あんに仕上げ、秘伝の技法を使った薄焼きカステラ生地で挟み込んだもの。まさにこだわりの逸品だ。

honmatsuya01味わってみると、カステラが柔らかく、確かに小豆の粒が大きくて、お世辞抜きで旨い!
一個141円。日持ちは1週間。他にも『茶臼山』『なにわ京』など人気だという。夏場は水羊羹なども好評発売中。また、『月いち餅』という、毎月1日だけ販売する生菓子もある。

ここは2013年「食博覧会大阪」、第26回「ひろしま菓子博」で受賞歴があって、それぞれの菓子に職人ワザが光る。店内には受賞作の大型工芸菓子を展示中で、これは素晴らしいの一語。かなり有名なお店だ。
さらに同社は菓子研究団体「二六会」(会員の職人300人)を主宰し、日々、研鑽を重ねている。

  • 店名/告季菓匠「本松葉屋」
  • 住所/大阪市天王寺区真法院町1-14
  • 電話/06-6771-0304
  • 営業/9時~19:00
本松葉屋

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